中学の時の理科の時間に、先生が 「植物の花には、めしべが1本、おしべが数本あります。おしべの数は、花によって違いますが、めしべは、どの花でも1本しかありません。」と言いました。おそらく、みんなそのように習ったと思います。
この時、一人の女子生徒が立ち上がって、先生に意見を言いました。「めしべが1本しかないというのは嘘です。だって、八重桜には、めしべが2本あります。」と言ったのです。
理科の先生は、女子生徒の意見に反対したのですが、女子生徒は、「今からみんなで見に行けば、私の話が嘘でないことが分かります。」と言ったので、直ぐに、見に行くことになりました。
果たして、事実は.....
誰の目にも、めしべが2本に見えました。
この話は、私の中学の時のホントの話です。
写真を見てもらえばわかるように、チャンとめしべが2本に見えます。
八重桜は数種類あるそうですが、どの八重桜もめしべが2本なのか分かりません。少なくとも、カンザン(関山)は、写真のように、めしべは2本あるように見えます。
当時、理科の先生は、どの生徒も納得できるような説明をしてくれませんでした。長年、ずーっと疑問に思っていたのですが、インターネットが普及して、ネットが辞典代わりに使えるようになって、何故、八重桜には、めしべが2本あるのか分かったのです。
実は、八重桜も、見た目は2本でも、めしべは1本なのです。付け根の部分が二股に分かれて、分かれた部分が長くなり、付け根の部分が隠れて見え難いので、まるで、めしべが2本あるように見えるだけなのです。
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