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2023年5月25日木曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その13 術後、丸1年が経ちました。

2022年5月25日に、前立腺ガンに掛かった為に手術支援ロボットhinotoriで、前立腺の全摘手術を受けました。幸いにも、手術は順調に終わりました。ガンの指標にもなるPSAの値は、術後3ヶ月頃までは、若干数値が高かったですが、その後の検査では、いつも測定限界未満となっています。今回も、PSA値は、測定限界未満ということでホッとしたところです。

前立腺の全摘手術では、手術前の説明があった尿漏れと性的不全の合併症が生じました。尿漏れについては、以前に、何度か紹介をしていますが、術後6ヶ月頃までは順調に尿もれ量が減っていったのですが、1日の尿もれ量が数cc程度になった後の改善スピードが極端に遅くなってしまいました。

手術前の説明では、尿もれが治るまでに約1年かかるということでした。術後1年がたった今日の時点では、残念ながら、若干の尿漏れがあります。テレビを見て、買い物に行って、昼寝をして、散歩もして、庭の花に水撒きをしてという変化の少ない日常生活を送る限りにおいては、殆尿漏れが無いので、特段の予定がない日は、尿漏れパッドは使用していません。菜園や庭の草取りなどのしゃがんだ姿勢での作業を行うと、長時間の場合は、不幸にも、尿漏れが起きることもあります。ということで、そのような作業を行う日は、日中だけは尿漏れパッドを使っています。骨盤底筋体操については、術後6ヶ月ころから1日に3回に減らしましたが、今でも行っています。

性的不全については、子作りは出来なくなっているのですが、孫がいる年なので、全く気にしていません。それ以外の性的な症状については、まぁ、そこそこは回復しているのではないかと感じています。

「前立腺を全部取っちゃいました。」として、今回を含めて13回書いてきましたが、今回で最後とします。術前の人、術後の人の参考になればと思い、恥を忍んで書いてきたのですが、如何だったのでしょうか。「その10」でも書いていますが、ご質問などがあれば、このサイト右側の連絡フォームでお尋ねください。真面目な質問には、できるだけ一生懸命に真面目にお答えします。ただし、不真面目な質問は無視しますので予めご了承願います。

長い間読んでいただき有難うございました。

2023年2月28日火曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その12 術後9ヶ月 三寒四温状態です。

前立腺の全摘手術をして、丸9ヶ月が過ぎました。現時点では、若干の尿漏れがあるほかは、至って元気で快調です。先日、掛かり付けの病院へ行ってPSAの検査を受けましたが、結果の値は、0.00ng/mlでした。現時点では、転移などは見られないようです。

合併症の尿漏れについては、術後6ヶ月を過ぎた頃から、滲む程度の尿漏れになっています。
ネットで調べると、3~6ヶ月でほぼ改善と説明してあるサイトが多いですが、なかなか6か月以内に完全に尿漏れがなくなるということは難しそうです。いろいろなサイトを調べてみると、業界では、尿とりパッドの使用数が、1日に1枚以下になった時点で改善とみなす慣例があるようです。そういう意味で言えば、私自身も、3ヶ月が過ぎる頃から尿とりパッドの使用数は、1日に1枚となったので、既に改善していると言えるのかもしれません。

尿も漏れ量は、1ヶ月が経つごとに半減していきました。6ヶ月が過ぎた頃には、1日の漏れ料は、約5cc程度でした。現時点では、1cc以下です。滲むような尿漏れが、1日に数回ある程度ですが、調子が良い日は、全くありません。3日くらい滲む日があると、その後は4日くらい全く滲みすら無いという状況です。
掛かり付けの医師、手術をした医師共に、完全に良くなるまでには1年はかかるという事でした。今の調子で行けば、後1~2ヶ月で完全に回復しそうな気がしています。

体験者の状況などが色々なサイトで投稿されていますが、尿漏れが全くしなくなるのは1年前後というのは、ごく当たり前のようです。尿漏れ期間が長い人では、7年という人もいました。私自身が感じたことは、尿漏れ対策には、十分な骨盤底筋体操の実施ではないかと思います。基本的には、お尻の筋肉を締め付けるように行う筋肉体操ですが、時間や回数などのそのやり方は色々とあるようです。
私自身は、締め付ける時間が約5秒を10回行うことを1セットとして、朝昼夕食後及び就寝前に、それぞれ5セットほど行いました。それぞれの時間は、約10分で、1日合計は40分です。色々調べていると、慣れれば、1日に1~2回位で良いと説明してあるのを読んだので、5ヶ月を過ぎた頃に、朝夕の2回にしました。そうすると、回数を変更して2週間が過ぎた頃から漏れ量が少し増え、同じく変更して1ヶ月も経つと、明らかに漏れ量が増えたことが確信したので、再び、朝昼夕就寝前の4回体操することに戻しました。変更前に戻るまでに約1ヶ月も掛かってしまいました。

今では、1日の漏れ量は1cc以下までに改善したので、朝昼夕の3回にしていますが、漏れ量が増えるということはありません。尿の滲みが無くなるまで、このまま、朝昼夕の3回は続けていきたいと思います。調子が悪い日には、吸水量10ccの尿とりパッドで、最も小さなメーカーのものを使っています。付けていてもほとんど違和感なく、1日1枚なので、面倒も感じていません。

2022年11月25日金曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その11 術後6ヶ月間の尿漏れ量の変化


前立腺全摘手術をして丁度6ヶ月が経ちました。昨日、手術を行った大学病院と連携を行っている近くの病院へ行って、久しぶりにPSAの検査をしてきました。数値は、幸いにも検出限界以下の値だったので、現時点では、転移は確認できていないので、ホッとしたところです。

ガンによって前立腺全摘手術後に気になるのは、一つは、転移です。その他に、尿漏れと性機能障害があります。高齢者になると性機能もさほど気になることはないですが、射精は出来ないですが、其の他はかろうじて維持している感じです。

転移がない場合、最大の問題は尿漏れです。残念ながら、6ヶ月経ったのですが、未だに若干の漏れがあります。ネットなどで調べると、大半の人は3ヶ月から6ヶ月で治るようなことが説明されていますが、手術をした大学病院や近くの連携病院の説明では、現在の1日の漏れ量であれば良い方で、完全に漏れが無くなるまでは、1年くらい掛かるのが普通ということでした。

術後の1週間は、1日の漏れ量が300ccから400ccくらいありました。その後、1ヶ月経つごとに半分くらいずつ減っていく感じでしたが、ここ1ヶ月は、1日の漏れ量が5cc前後で、殆ど減っていません。ただ、尿とりパッドは、吸収量が少ない物を付けています。1日1枚で済むし、大きさや厚みも殆ど気にならないので、最悪の場合は、このままでも仕方がないかなと思ってしまいます。

2022年8月14日日曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その10 紙おむつ


いよいよ今回が最後です。今まで、写真は、我が家に咲いていたアジサイの花を載せていましたが、今回に限って、タイトルに関わる写真としました。

手術が決まった以降に一番困ったことは、尿漏れ対策のことです。入院時に必要なものの中に尿取りパッドということが書いてありました。ドラッグストアやホームセンターに行くと、吸収量が何種類もあり一体どのくらいなのがいいのかサッパリわかりません。入院直前に、看護師さんに聞くと、吸収量が200cc以上を持ってくるように指示されました。

写真は、この2か月半の間に私が使った全てです。①は男女兼用普通サイズ300cc(12.5円~8.7円/個)、②は男性用普通サイズ200cc(38円/個)、③は男性用うす型200cc(61円/個)、④は男性用超うす型200cc(24円/個)、⑤は女性用超うす型200cc(15円/個)です。

吸収量は、300ccと200ccを使っていますが、最初の40日間は、300ccばかり使いました。但し、一日の総漏れ量は、200cc~400ccですが、最初のころは、1日に8個から10個は使っています。製品の箱に書いてある吸収量は、現実的には、不可能に近いです。カタログ値の30%くらい吸収すると横漏れが度々です。

なので、最初は300ccが最適です。特に、最初の2~3週間は使用量が多いので、ネットで施設介護用の安価な製品を買って使いました。1日の総漏れ量が100ccくらいになった頃に、吸収量が200ccの製品に変えました。200ccになると、色々な種類が出ています。普通サイズ、薄型、超薄型とありますが、1時間当たりの漏れ量が20cc以上ある場合は、薄型や超薄型を使うと、横漏れがありました。吸収量が少なくなると、製品の横幅が小さくなります。男の場合、尿の出口が意思に反して動くことがあります。なので、チョッと多く漏れると、横漏れが生じます。

術後2か月頃から、1日の総漏れ量は50cc以下、1時間当たりの最大漏れ量が20cc以下になり薄型に変えました。しかし、この商品は単価が高いので、その後間もなく、仕方なく超薄型にしました。写真を見てわかるように、一段と幅が狭いので、時々横漏れがあります。④と⑤は同じメーカーで、男性用と女性用を別々に売っていますが、購入後にサイズを計ってみると、全く同じでした。ただし、装着の向きが反対になっていました。現在は、安価な女性用を使っています。

超薄型は、厚みが2.5mmで、装着時の違和感が少ないです。時々、紙おむつをしていることさえ忘れてしまいます。吸収量がもっと少なくなると、2mmくらいの厚さになるようです。なので、できることなら2mmの製品に変えたいところなのですが、更に、横幅が小さくなり、時々漏れ量が多い場合には、横漏れしそうです。メーカーの方にお願いですが、男性用は、横幅を広くしていただきたいです。男の出口は、女性と違って動きます。もう少し考えて欲しいものです。

今現在、退院後2.5か月が経とうとしていますが、1日の総漏れ量の平均は、約30ccです。1時間当たりの最大漏れ量は、約10ccです。紙おむつの1日の使用量は、2個です。これらの値が良いのか悪いのかは、私には全くわかりません。

タイトルに、「紙おむつ」と書きましたが、ネット通販サイトでは、紙おむつと表示されているところは少ないです。殆どが「尿とりパッド」と表示されています。しかし、購入すると、「商品名:紙おむつ」と書かれています。尿取りパッドには違和感を感じます。

前立腺の全摘手術による私自身の体験を紹介してきましたが、参考になった方がいらっしゃれば幸いです。書きたいことがまだ沢山あったのですが、色々な事情で簡単に書いてしまいました。ご質問などがあれば、このサイト右側の連絡フォームでお尋ねください。真面目な質問には、できるだけ一生懸命に真面目にお答えします。ただし、不真面目な質問は無視しますので予めご了承願います。

長い間読んでいただき有難うございました。

2022年8月6日土曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その9 男卒業!?

前回は、前立腺全摘の合併症の一つである尿漏れについて書いてみました。非常にデリケートな問題ですが、もう一つの合併症である性機能障害について少し書くことにします。
前立腺を全摘する場合は、前立腺にくっついている精液を作る精嚢も一緒に摘出となります。そのために射精はできなくなるようです。また、SEXの際に必要となる勃起も起きなくなる可能性が非常に高いそうです。そのために、手術の前に、性機能の維持が必要か問われました。
自分自身は、60代の後半なので、今更、子作りが必要とも思えないし、まさか不倫をすることもないでしょうから、敢えて性機能の維持には拘らない旨を伝えました。
男性ならば、60代と言えども「朝立ち」があるのが普通だと思います。これを書いている今は、手術をして2か月以上が経ちましたが、残念ながら、手術後は一度も「朝立ち」がありません。現時点では、残念ながらSEXができる状態でもなさそうです。
ネットを調べてみると、手術の際に、どの程度神経に影響を与えているかによって、性機能の回復が違うようです。術後暫くは、勃起しなくても、日が経つにつれて回復することもあるようです。しかし、現実問題として、60代後半にもなると夫婦生活も若いころのように活発でもないし、今更、外に相手も見つけて試してみようにも、誰も相手をしてくれるとも思えないので、非常に寂しいことですが、ある意味、男卒業ということになりそうです。

2022年7月30日土曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その8 尿漏れ

入院生活は、10日間で終了しました。退院後は、薬を飲むこともなし、病院へ診察に行くことも殆ど無しで、ホントに癌の治療で前立腺の全摘手術を行ったのか、自分自身でも自覚ができないくらいの状況です。とまぁ、一見、全てが良かったように思える外見ですが、尿漏れという合併症が発生しています。

膀胱から管を抜いた日は、ダダ洩れという感じで、1日目の漏れ量は、午後からだけで約500gでした。2日目は約400gでしたが、看護師さんによると、「2日目にしては、少ない方ですよ。」という言葉を聞いて、少しホッとしました。入院中は、尿取りパッドの重さから漏れ量を計っていましが、実は、退院後も自宅で、尿の漏れ量を計っています。尿漏れの改善が、体感だけでなく、漏れ量という数字でも分かるので、自覚ができて良いですね。退院後、10日目くらいになると約250gになりました。1か月後では、約100gになってきて、チョッピリ嬉しくなってきました。今、退院2か月が経とうとしていますが、ここ1週間では、1日の漏れ量は、50g以下までになってきました。2か月で、劇的な改善です。

尿漏れの改善方法は、たったの一つ、骨盤底筋体操です。肛門をギュッと締め付けるような体操です。1日に、数回に分けて行い、合計で約15分程度すると尿漏れ対策になると言われています。寝てしても良いし、座って、或いは立ってしても良いらしく、ネットで調べても、時間や方法が幾つも出てきます。ただ、女性と男性では、体操の方法が違うようなので、効果を上げるためには、注意が必要です。ゆっくり締め付ける方法と速く締め付ける方法が有るようですが、私の場合、速く締め付ける方法を始めて数日経った頃、漏れ量が増えたので、ゆっくり締め付ける体操だけにしました。

2022年7月26日火曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その7 術後退院まで

「数を数えてください。ひと~つ、ふた~つ、みっ....」から「無事に済みましたよ。名前を言ってみてください。」までの時間は、自分的には、アッという間の出来事だったのですが、約5時間も経ってたようです。その後、ベッドに乗って病室へ直行でした。

私にとっては、手術は初体験なので、手術が済んだ後のことは、全く想像できていませんでした。まず、病室に戻ると、両足に、空気式のフットマッサージのような装置が取り付けられました。手術の直後は動けないので、所謂、エコノミー症候群防止の為のようです。ホントに、当日は動けませんでした。特に、術後3時間は、全く動いてはいけないということで、起き上がることのみならず、寝返りすらしようとすると、傷口が痛くて動けないのが現実でした。

術後1日目は、朝食後早々に看護師さんが来られて、足に取り付けられている装置が外されて、「はい、歩きましょう。」ということになりました。手術支援ロボットを使った前立腺全摘手術は、術後に、腸などの合併症が起きる可能性が有るということでした。それを防止するために、歩くという軽い運動が良いのだそうです。そのために、膀胱に差し込まれた排尿用の管とバック、内臓の出血を排出するドレンとバックを携えて、病棟の長い廊下を何度も何度も歩きました。

術後3日目には、ドレンを外して貰えました。これで、廊下の歩行運動が少し楽になりました。その時には、まだ、ベッドでの起き上がりやクシャミをした時には、お腹の傷口が痛くて痛くて大変でした。痛みが、ほぼ無くなったのは、術後5日目頃でした。

術後6日目で、やっと膀胱に差し込まれていた管を外して貰えました。後遺症の尿漏れがあるものの、廊下の歩行運動が非常に楽になりました。度々歩いていたので、看護師さんが驚いていました。主治医の先生は、「努力すれば、その分だけ、必ず、報われますよ。」と言われたので、その言葉を信じて廊下の歩行運動と、尿漏れ対策用の骨盤底筋体操に励みました。その甲斐あってか、当初退院日は術後10日目だったのですが、結局は、術後8日目に無事に退院することができました。

2022年7月19日火曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その6 ロボットで手術

やっと手術です。前立腺に腫瘍らしきものが見つかって約4か月、悪性腫瘍と確定して約2か月が経ってしまいました。

親父もお袋も大手術をしましたが、病室からストレッチャーの上で横になって手術室に向かいました。だから、当然、私もストレッチャーに乗って手術室に行くのかと思えば、歩いて、そして、エレベーターに乗って、また歩いて手術室まで行きました。流石に、大学病院です。手術室の番号が20までありました。私は、4と書かれた部屋に入っていきました。

部屋に入ると、大きな機械があり、そのそばのストレッチャーに横になると、「眠くなる薬を入れます。」と言われ、続いて、「数を数えてください。ひと~つ、ふた~つ、みっ....」、いつの間にやら分からなくなっていました。「無事に済みましたよ。名前を言ってみください。」と言われた時には、ベッドの上に寝ていましたが、まだ手術室でした。

最近では、前立腺癌の手術では、開腹手術は殆ど無いようです。一般的には、腹に幾つかの小さな穴をあけて、内視鏡や鉗子を使って行う手術がメインのようです。一部の病院では、アメリカ製のダ・ビンチという名の手術支援ロボットが使われています。価格は、約3億円、廉価版でも2億円もするそうです。私の場合は、ヒノトリという名の日本製のロボットでした。ヒノトリは、日本メーカーによって最近開発された手術支援ロボットです。価格は、約1億円とダ・ビンチに比べると安いのですが、小柄な日本人の体形に合っていること、細くて関節が多いアームなので、小回りが利くなど、ダ・ビンチに比べると操作性がよいと言われています。

手術の担当医師によると、実質的な手術時間は約3時間で、何の問題もなく順調に済んだそうです。本人は、眠っていたので、何も分からないですが、数日後に腹を見ると、臍の少し上に2cmが1か所、更に少し上にもう1か所と左右に2か所づつ、1個当たり約1cmの計6個の傷があるだけです。傷だけを見ると、前立腺の全摘手術を行ったとは思えない感じです。

2022年7月13日水曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その5 手術前検査

癌の宣告を受けて、前立腺の全摘手術をすることにしたのですが、手術待ちの人が40人近くもいるということで、手術日が直ぐには決まりませんでした。ところがある日突然に、家に電話が掛かってきて、1か月後の手術に空きができたからということで、急遽、手術日が決まってしまいました。

実は、この1か月は、色々な手術前検査で大変でした。主治医の先生は、外来の診察が週に1日であること、検査の項目が沢山あること、大型の検査機器使う検査は、多くの患者のために予定が詰まっていて、予約すらなかなか取れないなどで、1か月の間に毎週大学病院に通って検査を受けることになってしまいました。

過去に受けたことがない検査も多々ありました。血液検査、心電図、肺のレントゲン検査、肺機能検査などは、過去に何度も検査受けたことがありますが、今回の手術では、他の手術に比べて肺機能検査が特に重要であることなども知りました。手術前に、癌の転移があるかどうかの検査を行うのも意外でした。

今回は、放射線医薬品を投与して、骨への転移を調べる骨シンチや、他の臓器などへの転移を調べるRI検査も受けました。手術では、尿道を切って膀胱へ接続するので、事前に膀胱内を見ておく必要があるということで、膀胱鏡検査も受けました。

実は、この膀胱鏡検査は受けたく無かったです。男性器の先っぽから内視鏡を差し込む検査ですが、私の知人がズーっと以前にこの検査を受けたことがあり、非常に痛くて、我慢ができないくらいだと言っていました。針生検の時と同じように下部がアッパラパーの検査着を着て、検査台も針生検の時と同じです。検査時は、下部がスッポンポンで、男性の医師と女性の看護師の前で無抵抗の状態です。検査は、意外にも、アッという間に終わりました。確かに、若干痛いと感じることもありましたが、知人がいうほどでもなく、我慢が出来ないほどでもありませんでした。

ということで、手術の前に必要な検査は、何とか全て終わることができ、後は、手術日を待つばかりとなりました。

2022年7月7日木曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その4 遂に癌の宣告

PSAの値が基準値を超え、何度かPSAの検査を行い、MRIも2度経験、その後、直腸から針を打ち込んでの生検を行い、遂に、癌宣告の日がやってきました。この間、やく2年半もかかり、スッキリしない日々を送っていました。

先生からの説明は、「先日の検査では、12か所針を打ち込んで組織を取ったのですが、そのうち1か所から悪性が見つかりました。」と淡々と言われました。「あぁ~、遂に、私も癌になってしまったんだぁ...」と思うだけでした。

その後、前立腺がんの場合の病気分類について説明があり、恐らくTNM分類のT2と思われるということでした。一般の癌でのステージ2相当のようです。詳しいことは、摘出後に顕微鏡などで調べてみないと分からないということでした。そのほか、組織の悪性度を示すグリソンスコアの説明などもありました。

治療方法については、手術による前立腺の全部摘出(全摘)、放射線治療、ホルモン治療があるとの説明後、まだ若いので、手術による前立腺の全部摘出を勧めるということでした。全摘手術の場合は、術後に、数か月の尿漏れ、性的機能の喪失などの副作用があるとのことでしたが、その場で、全摘手術を行うことを決めました。

2022年7月3日日曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その3 経直腸的前立腺針生検

前回は、PSAの値が高くなり、MRIで影が見つかったところまで説明しました。

MRIで影があったからといって、直ぐにはがんと判断されません。細胞を取って、悪性か良性か判断されます。前立腺がんの場合は、直腸か肛門付近から前立腺に針を打ち込んで行う生検が一般的なようです。私の場合は、影が小さいので診察を受けた病院では生検が難しいということでした。ということで、とある大学病院で検査を受けることになりました。

一泊二日の検査でした。病院から貰った説明書では、経直腸的前立腺針生検を行うと書いてあり、MRIの画像とエコーの画像を重ね合わせて行うこともあるということでした。おそらく、MRI-経直腸超音波融合画像ガイド下前立腺生検が行われたのだと思います。
検査は、専用の台に乗って行われました。座ると、背が下がりお尻が上がり、両足が開きました。専用の検査服だけで、ズボンもパンツも履いてないので、お尻のみならず、男性器も諸出しです。男性医師二人と女性看護師一人で検査が行われましたが、幸いにも、恥ずかしいという感覚がおきなかったです。

検査は、直腸から針を打ち込んで細胞を取られたようです。12回針が打ち込まれたのですが、そのたびに、大きな音がしました。工作などで使うステープルを打ち込むハンディータッカーと同じような音がしました。麻酔をかけるので、痛くないということでしたが、ハッキリ言って痛かったです。針を打つたびに、チクッ!チクッ!と痛むわけですが、何とか我慢ができる程度の痛みでした。

2022年6月29日水曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その2 PSA検査

退職前の人間ドックでは、前立腺がんを発見するための検査であるPSA検査はありませんでした。退職して国民健康保険に加入すると、市役所が行う元気すこやか検診と称する集団検診を受けるようになりました。ここでは、希望によりPSA検査が受けれます。

毎年、PSA検査を受けていたのですが、約2年半前の10月の検査で基準値を超えてしまいました。早速、高血圧などで掛かっている病院の泌尿器科で診てもらうことにしました。

診察室に入ると、「はい、ベッドの上で横になって...」「はい、お尻を出して...」「はい、終わりです。」とあっと言う間に、お尻の穴から指を入れての触診が終わったわけですが、この時点では、特に、異常は無かったようです。慎重にと、MRIも受けたのですが、影もなく、「現在のところ、特に問題ないですね。今後、4か月毎に検査をしてみましょう」ということになりました。

その後、4か月毎にPSA検査をしたのですが、5ng/mL前後の値が続いていました。ところが、今年の2月は、8.0ng/mLを超えてしまい、「チョッと気になるので、MRIを受けてください。」と言うことになりました。その結果は、残念ながら小さな影が映ってしまい、がんの疑い有りとなってしまいました。

2022年6月25日土曜日

前立腺を全部取っちゃいました。

ちょうど1か月前のことですが、膀胱の真下にある前立腺を全部取っちゃいました。いわゆる、全摘です。と言っても、自分で直接取ったわけでなく、とある大学病院の先生に取ってもらいました。

前立腺といえば、直ぐに思い浮かぶのが、今年の2月に、歌手で俳優の西郷輝彦氏が前立腺がんで亡くなっています。私自身も、その前立腺がんに罹ってしまいました。有名人で前立腺がんに罹った人は多いようで、ネットで知らべてみると、上皇様、高倉健、森 喜朗、間寛平、西川きよし、宮本亜門、三谷幸喜など多くの方がおられます。

これら有名人の中には、前立腺がんがもとで亡くなられた方もおられるので、先生に、「後、何年くらい生きておられますかね。」と尋ねると、「初期の前立腺がんで、今時、亡くなるようなことはありませんよ。」と笑いながら答えられたので、少しホッとしました。国立がんセンターの2019年のデータによると、前立腺がんは、男性のがんの罹患の1位となっています。

同じく国立がんセンターのデーターによると、5年相対生存率が99.1、累積がん死亡リスク(前立腺がん)1.6%となっています。これらのデータをみると、確かに死亡する確率は低いようですが、あくまでも適切な治療を行ってからなので、先生が勧められる前立腺の全摘手術を受けることにしました。

腫瘍マーカーであるPSA検査で、基準値を超えたときには、何とも言えない気持ちでした。ただし、ハッキリと悪性腫瘍ですと宣告されるまで、2年5か月もかかり、その間、ズーッとモヤモヤした気分でした。今は、なんかスッキリした気持ちです。ただ、まだ尿漏れが激しいので、これがチョッと大変です。

今では、前述のように前立腺がんに罹る人が多いのですが、検査、手術、術後の尿漏れといろいろなことがあります。ネットで調べても分からないことも多く、今、PSA検査で基準値を超えた人の中には、不安で一杯という人も多いと思います。そういう方々の少しでも参考になればと思い、何度かに分けて、私自身のこの2年半のことを紹介していきたいと考えています。