2015年6月17日水曜日

紫陽花(アジサイ)の花びらは何処にある?

我が家の紫陽花(アジサイ)は、現時点で、7割方花が咲いています。一般的に、アジサイの場合、色が付いている花びらのように見える部分は額(ガク)と言われる部分です。

右の写真で、淡いピンクの4枚の花びらに見える部分は、額の部分です。植物学上では、装飾花と言うそうです。
右下の4枚の花びら風額の中心に、小さな花びら様が見えますが、実は、これがアジサイの本当の花です。ただし、種子は出来ないようです。

花全体から言えば、中央部に青紫の棒状の物が見えますが、両生花と言う花の集合体です。
両生花にも額も有れば、花びら、雌しべ、雄しべも有ります。こちらは、小さな種子が出来ます。

アジサイは、調べてみると、非常に興味深い花です。
アジサイの種類は、大きく分けて4種類です。
 ① アジサイ(ホンアジサイ)
 ② ガクアジサイ
 ③ ヤマアジサイ
 ④ 西洋アジサイ
の4種類で、①のアジサイは、②のガクアジサイの変種だそうです。

写真のアジサイは、上述のどの種類なのか?
園芸店で購入したのですが、ただ単にヤマアジサイとしか書いてありませんでした。ネットで調べてみたのですが、同じような花のヤマアジサイは見当たりませんでした。ベニガクアジサイに非常に似ています。

アジサイは、微妙な差で種類が違うことが多いので、素人で見分けが付きにくい花です。
ガクアジサイとヤマアジサイの見分けも難しくて、花の咲く時期、葉の大きさや艶などで見分けるらしいのですが、気温や土壌によっても大きく違ってくるので、ホントに素人では見分けが出来ません。

アジサイの花(額の部分)は、赤や青など色がありますが、一般的に、土壌の酸性・アルカリ性で色が変わると言う説明が多いようですが、実際は違います。一つの株で、青い花と赤い花が付いていることもあれば、咲き始めは青い花が赤い花に変わっていく物もあります。
実際は、花柄或いは花径の部分が酸性かアルカリ性かによって色が変わるようです。1株でも軸が多くあり、軸勢に差があるので、土中の各種の成分の吸い上げる力が違ってきます。それによって、花柄が酸性かアルカリ性なのか差が出てくるようです。

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