前立腺といえば、直ぐに思い浮かぶのが、今年の2月に、歌手で俳優の西郷輝彦氏が前立腺がんで亡くなっています。私自身も、その前立腺がんに罹ってしまいました。有名人で前立腺がんに罹った人は多いようで、ネットで知らべてみると、上皇様、高倉健、森 喜朗、間寛平、西川きよし、宮本亜門、三谷幸喜など多くの方がおられます。
これら有名人の中には、前立腺がんがもとで亡くなられた方もおられるので、先生に、「後、何年くらい生きておられますかね。」と尋ねると、「初期の前立腺がんで、今時、亡くなるようなことはありませんよ。」と笑いながら答えられたので、少しホッとしました。国立がんセンターの2019年のデータによると、前立腺がんは、男性のがんの罹患の1位となっています。
同じく国立がんセンターのデーターによると、5年相対生存率が99.1、累積がん死亡リスク(前立腺がん)1.6%となっています。これらのデータをみると、確かに死亡する確率は低いようですが、あくまでも適切な治療を行ってからなので、先生が勧められる前立腺の全摘手術を受けることにしました。
腫瘍マーカーであるPSA検査で、基準値を超えたときには、何とも言えない気持ちでした。ただし、ハッキリと悪性腫瘍ですと宣告されるまで、2年5か月もかかり、その間、ズーッとモヤモヤした気分でした。今は、なんかスッキリした気持ちです。ただ、まだ尿漏れが激しいので、これがチョッと大変です。
今では、前述のように前立腺がんに罹る人が多いのですが、検査、手術、術後の尿漏れといろいろなことがあります。ネットで調べても分からないことも多く、今、PSA検査で基準値を超えた人の中には、不安で一杯という人も多いと思います。そういう方々の少しでも参考になればと思い、何度かに分けて、私自身のこの2年半のことを紹介していきたいと考えています。
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