2022年7月19日火曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その6 ロボットで手術

やっと手術です。前立腺に腫瘍らしきものが見つかって約4か月、悪性腫瘍と確定して約2か月が経ってしまいました。

親父もお袋も大手術をしましたが、病室からストレッチャーの上で横になって手術室に向かいました。だから、当然、私もストレッチャーに乗って手術室に行くのかと思えば、歩いて、そして、エレベーターに乗って、また歩いて手術室まで行きました。流石に、大学病院です。手術室の番号が20までありました。私は、4と書かれた部屋に入っていきました。

部屋に入ると、大きな機械があり、そのそばのストレッチャーに横になると、「眠くなる薬を入れます。」と言われ、続いて、「数を数えてください。ひと~つ、ふた~つ、みっ....」、いつの間にやら分からなくなっていました。「無事に済みましたよ。名前を言ってみください。」と言われた時には、ベッドの上に寝ていましたが、まだ手術室でした。

最近では、前立腺癌の手術では、開腹手術は殆ど無いようです。一般的には、腹に幾つかの小さな穴をあけて、内視鏡や鉗子を使って行う手術がメインのようです。一部の病院では、アメリカ製のダ・ビンチという名の手術支援ロボットが使われています。価格は、約3億円、廉価版でも2億円もするそうです。私の場合は、ヒノトリという名の日本製のロボットでした。ヒノトリは、日本メーカーによって最近開発された手術支援ロボットです。価格は、約1億円とダ・ビンチに比べると安いのですが、小柄な日本人の体形に合っていること、細くて関節が多いアームなので、小回りが利くなど、ダ・ビンチに比べると操作性がよいと言われています。

手術の担当医師によると、実質的な手術時間は約3時間で、何の問題もなく順調に済んだそうです。本人は、眠っていたので、何も分からないですが、数日後に腹を見ると、臍の少し上に2cmが1か所、更に少し上にもう1か所と左右に2か所づつ、1個当たり約1cmの計6個の傷があるだけです。傷だけを見ると、前立腺の全摘手術を行ったとは思えない感じです。

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