2018年7月26日木曜日

とじ太くん3000で手作り本を製作してみました。

手作り本を製作したくて「とじ太くん3000」を購入したことは、6月19日の「卓上製本機 とじ太くん3000 を買ってしまいました」で紹介していますが、購入して直ぐには、なかなか旨く製本ができません。色々と問題があり、綺麗に製本するには、コツがあるようです。

とじ太くん3000を使って製本するには、専用の表紙(製本カバー)か又は専用のホットメルトを購入する必要があります。
専用の表紙を使うと、表紙に文字や図柄などを印刷することは非常に難しいようです。自分で好きな図柄や文字を印刷した表紙を使うときには、専用のホットメルトを使うことで製本ができます。今回は、専用のホットメルトを使って製本することにしました。

ホットメルトは、本の背の部分を固める物で、熱で溶かしてノリとして使う物です。メーカーの説明書を読むと、いとも簡単に製本ができるようなことが書いてありますが、綺麗に製本するには、説明書通りにしていたのでは無理であることが分かりました。

ホットメルトは、数ミリ単位で定まった幅なのですが、本の厚みは、ホットメルトと同じ幅であることは少ないです。説明書では、そのまま使うように書いてありますが、綺麗になりません。なので、本の厚みにあった幅に切りました。
長さは、端から8mmから1cmくらい離すように書いてありますが、これだと、端にノリが回らず、ノリの無いところを起点に紙がばらけることもあります。2~3mmくらいにした方が良いようです。

本の表と裏の数枚は、ノリが旨く回らないことがあります。今回は、A5判の用紙を使って本にしたので、A3版が印刷できるプリンターがないと、背、裏を合わせた1枚での表紙が印刷できません。仕方なくコの字型背表紙を採用しました。今回は、これが幸いしました。
表と裏の数枚を本来の表紙の外側に配置して、ホットメルトで背を固めました。その後に、不要な紙を切り落とし、コの字型背表紙を貼り付けました。
コの字型背表紙なので、市販の本に比べると、如何にも手作り本感が強いのですが、実物は、さほど違和感はありません。

何とか、それなりに綺麗に製本が出来るようになったのですが、問題は、製本前の印刷です。ブラザーのプリンターを使って連続で印刷をしていると、黒が綺麗に出ません。黒インクが、顔料と染料に別れていれば、もしかすると綺麗になるのかもしれないですが、黒のタンクは、一つしか取り付けできないので、顔料インクを使っています。
印刷は、約170枚の両面なので、相当な時間がかかってしまいます。気楽な気持ちで、「手作りで本を作ってみよう。」と思ったのですが、意外にも、大変だと言うことを実感しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。