2018年7月18日水曜日

「どのうぶくろ」ってなぁに?

今回の豪雨による土砂災害は、ホントにもの凄いですね。想像を遙かに超える土砂の流出量ではないかと思います。
ボランティアの方々が、土砂の袋詰めをされている姿を見ると、何も出来ない私は、頭が下がるばかりです。

今回は、土砂の袋詰めが沢山ありますが、これらを見てテレビのレポーター達は、「どのうぶくろ」と言っていますが、少しばかり違和感を感じています。

以前、仕事で土嚢(どのう)を扱ったことがあるのですが、レポーター達が言っている「どのうぶくろ」と私が以前扱っていた土嚢(どのう)は同じ物のようです。で、気になったので色々調べてみると、「どのうぶくろ」は、漢字では「土嚢袋」と書くみたいです。
「嚢」という漢字は、音読みは「ノウ」、訓読みは「ふくろ」です。袋と同じ意味を持っています。
JIS第1水準にはありますが、常用漢字にはなっていないので、官公庁では、かなで書いているようです。

土木工事に関連がありそうなので、国土交通省の土木工事共通仕様書をみたのですが、「土のう」と言う言葉が載っていましたが、どのうぶくろ、土のう袋、土嚢袋のいずれも載っていませんでした。
恐らく、土木の専門用語としては、「土のう」ではないかと思われます。しかし、一部の販売店やメーカーなどでは、土嚢袋或いは土のう袋と云っているようです。

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