2016年10月26日水曜日

通販で格安スタッドレスタイヤとアルミホイールのセットを購入。安心を検証してみる。

10月も末になり、北海道では既に雪が降った所もあるようなので、そろそろ冬用のタイヤのことを考えておかないといけないようです。

3月20日に紹介していますが、中古車ではありますが、パッソセッテに買い換えたので、スタッドレスタイヤも買い換えなければなりません。ディーラーに言って価格を尋ねると、ホイールとのセット4本が税抜きで78000円、近くのタイヤ量販店でも全く同じ価格でした。
パッソセッテのタイヤサイズは、175/65-14なのですが、以前195/60-15のスタッドレスタイヤホイールセットを税込みで85000円で買ったので、どう考えても高いです。
そこで、ネット通販で購入することにしました。

流石に、ネット通販は安いですね。タイヤメーカーを問わなければ、希望サイズのスタッドレスタイヤがアルミホイール付きの4本セットで35000円くらいで有ります。
アルミホイールについてはよく分からないですが、実は、タイヤのメーカーには拘りがあるんです。
以前、タイヤ量販店のお勧めで、某T社のスタッドレスタイヤを買ったことがあるのですが、その前に5年も使っていたYOKOHAMAのタイヤよりも、新品のタイヤがよく滑ってくれました。それ以降、少々高くてもYOKOHAMA製のスタッドレスタイヤにしています。

色々調べた結果、税込み、送料無料、窒素ガス充填、バランス調整済み、ナット4本セット一式で49700円で購入となりました。

前置きが長くなりました。余りにも安かったので、「大丈夫なの?」とチョッと心配になってきます。と言うことで検証してみました。

1.タイヤ種類及びのサイズ
注文通りに、175/65R14で、全く問題が有りません。タイヤのメーカーや種類も注文通りに、YOKOHAMA製のアイスガードIG50です。













2.タイヤの製造年
前述のディーラーとタイヤ量販店の価格が同じと言うのもチョッと変ですね。実は、ディーラーからのタイヤは、昨年に製造した物だそうです。ゴムは紫外線に弱く、経年劣化の原因となります。紫外線を遮断して保管がしてあれば問題が無いのですが、はやり不安です。

今回購入したタイヤには、3216となっています。これは、2016年の32週目に製造と言うことです。と言うことで、今年の8月末頃の製造と言うことが分かります。





3.アルミホイールは基準に適合しているか?
アルミホイールは割れやすいので、安全基準が定められています。乗用車などは、乗用車用軽合金製ディスクホイールに適用される基準で、JWLの鋳出しマークがあれば問題がありません。










更に、上記基準に適合したことが確認されていることが重要です。そのためには、自動車用軽合金製 ホイール試験協議会(VIA)への登録が必要となります。技術基準に合格し、VIAに登録されると、ホイール本体に鋳出しマークすると共に品質認定証が貼られます。これらも問題なくありました。










4.耐荷重は大丈夫なのか?
ホイールの裏側を見ると、500kgという鋳出しがありあました。これが耐荷重のようです。前述の基準では、ホイールの径、固定ボルトの本数、ボルトの間隔で耐荷重が決まっているようです。14インチ、4本、100mmで500kgと言うことのようです。

車検証を見ると、車両総重量が1575kg、車両重量が1190kg、前前軸重720kg、後後軸中470kgとなっています。
車両重量と軸重が大きい前前軸重から、前輪への軸荷重割合が6割と言うことが分かります。車両総重量の6割の半分が1つの車輪に掛かる概ねの重量となります。
これらのことから一つの前輪に約476.5kgの加重が掛かることが計算できます。耐荷重の範囲内なので問題ないことになります。

一部のサイトでは、耐荷重の範囲内でも、耐荷重に近い場合は問題がある説明してあるようですが、耐荷重試験は、もっと大きな加重で行っているようです。
回転曲げ疲労試験は、鋳造品は耐荷重の2倍で行う規定になっています。また、半径方向負荷耐久試験は、2.25或いは2.5倍の耐荷重試験となっており、耐荷重の範囲内であれば問題が無いと言えそうです。ただし、縁石に当たったり、側溝に落ちたりして、衝撃が加わることは考慮されていないようです。

5.取り付けは大丈夫?
以前は、自動車メーカーによって、微妙にボルトの位置が違うので、自動車メーカー毎にホイールが作られていたのですが、最近はどうなのでしょう?旨く取り付けできないとショックなので、注文の際には、自動車メーカー名と車種、年式、型式を確実に伝えました。

取り付けが確実に出来ても、タイヤの出が気になるところです。所謂、オフセットと言うものです。
タイヤの幅に対する中心線が、取り付け軸の先端から幾ら離れているかという値です。ネットで調べると、車種毎に簡単に分かります。
自動車メーカーの標準値に少し幅があるようです。パッソセッテのメーカー標準は、+40です。調べてみると、+30から+55までは問題がないようです。ホイールの裏を見ると、「ET42」と鋳出しが有りました。これは、オフセット値+42と言うことなので、全く問題が無いと言うことが分かりました。



6.取り付けナット
メーカー標準のホイールの取り付けナットは、社外品のホイールには使えないようです。取り付け面端部の形状が違うのです。そのために、ホイールと一緒に取り付けナットも購入した方が良いです。なので、今回は一緒にナットも購入しました。

以上検証した結果、格安ではありましたが、何の問題が無いことが分かりました。冬用タイヤの取り付けには少し早いですが、試しに1本取り付けてみました。取り付けも問題なく簡単にできました。これで、雪の季節が来ても大丈夫です。

付録ですが、スタッドレスタイヤの保管について一言
メーカーのサイトを見うると、スタッドレスタイヤは、3年程度の使用で買い換えた方が良いと掲載されていますが、保管の状況が明確に書いてありません。上述していますが、何年使えるかは、紫外線によるゴムの劣化が最大の要因になります。特に、YOKOHAMAは、経年変化による機能劣化が少ないので、最大限に紫外線を遮断をすれば、メーカーの推奨年限の倍くらいは使えることもあります。

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