10月になると、鼻水タラタラ、目から涙がドバァー....
俗に言う花粉症なのですが、黄色い花が咲く頃になると、症状が酷くなり、黄色い花が無くなる頃になると、嘘のようにスッキリとして直ってしまいます。この黄色い花とは、誰もが知っているセイタカアワダチソウのことです。
セイタカアワダチソウの開花と同時に花粉症が始まり、花が終わる時期に合わせて、花粉症も治まるので、セイタカアワダチソウが花粉症の原因と思っていたのですが、花の直ぐ側を通っても、症状が特に酷くなると言うことがありません。それで、原因は他なのかなぁと思うようになったのです。
国立開発研究法人 国立環境研究所の進入生物データベースを見ると、確かに、「影響」の覧には、「花粉症の原因」と今でも書いてありますが、最近では、セイタカアワダチソウの花粉は風で飛ばないので、花粉症の原因になり得ないというのが常識のようです。
このセイタカアワダチソウのことを、花粉症の原因となるブタクサと勘違いしている人が多いのですが、全く別物です。ネットで調べて貰えば直ぐに分かりますが、ブタクサは、見た目がヨモギによく似た植物です。
セイタカアワダチソウには、アレロパシー作用というのがあり、周りの植物の種子の発芽の抑制作用があるそうです。そのため、他の植物が育ちにくくなるのですが、自分自身の種子なども抑制されるので、数年すると、群生していたセイタカアワダチソイウが、いつの間にか無くなっていきます。
最近では、農業で除草作用として使えないか研究がされているみたいです。
また、体内の薬毒などを排出する作用もあると言う話もあります。
前述の国立開発研究法人 国立環境研究所の進入生物データベースでは、「備考」覧に、「日本の侵略的外来種ワースト100.外来生物法で要注意外来生物に指定された」と記載されていたので、環境省の要注意外来生物リストの植物の種目一覧を確認しようとしたのですが、残念ながらリンク切れとなっています。
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