2016年10月11日火曜日

消えゆく秋の風物詩、稲架(はぜ)

台風が過ぎ去った後は、スッカリ秋らしくなり、朝晩も涼しく、流石に半袖シャツでは寒い季節となってきました。

秋になれば、田舎では稲刈りがあり、その稲を干すための稲架(はぜ)が秋の風物詩であったのですが、近年、殆ど見なくなりました。

昨年も同じようなことを書いたのですが、実は、昨年の場合は、稲架(はぜ)の復活なのです。
近所の数軒の農家は、今でも稲架(はぜ)で稲を乾燥して居るみたいですが、大半の農家では、稲架(はぜ)などしていません。

最近では、小さな農家でも数百万円もするコンバインを購入して、田圃の中で稲刈りから脱穀までの作業が簡単に済んでいます。藁は、その場で短く切ってしまうので、稲架(はぜ)での天日干しなどしていません。

やはり、全体を見ると、稲架(はぜ)は無くなってきています。農家でない者から稲架(はぜ)を見ると、田舎ののどかな風景なのですが、現実としては、作業の手間などを考えると、大変なようです。稲架(はぜ)が消えていくのも、時代の流れで、致し方ないことなのでしょうね。

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