2016年6月10日金曜日

板塀の製作&据付け No.5 接着系後施工アンカーボルトに初挑戦

先日、アンカーボルト用の穴あけが大変であることを紹介しましたが、今回は、その穴を利用して取り付ける接着系後施工アンカーボルトについて紹介します。

アンカーボルトは、本来、コンクリートの打設時には取り付けするものですが、最近は、便利なものがあり、既存のコンクリートに簡単で、相当な強度を有するアンカーボルトの施工方法があります。そのうちの一つが、接着系のアンカーボルトです。

今回は、ステンレスのボルトを使いたいこと、アンカー用の穴をできるだけ小さくしたいこと、安価であることなどから、接着系のアンカーボルトにしました。

基材と硬貨材を混ぜて使うのが一般的なのですが、チューブの中に二液が入って、コーキングがんで押し出すことによって混合するタイプを選んでみました。M10のボルトの場合は、1本のチューブで30本のアンカーボルトの取り付けが出来るけど、若干余分に入っていると説明書に書いてあったので、支柱の固定8か所、32本のボルトを固定するつもりで始めました。

施工そのものは簡単なのですが、ボルトが実妙に傾いて固まってしまい、後からボルトの角度を変える必要が出てきました。ボルトにナットをはめて大ハンマーで叩けば、何とか修正ができました。
気温は27度くらいあったのですが、硬化時間が早くて、1か所の4本目が済むころには、1本目は固まっていました。そのために、ボルトの角度の修正が満足にできる時間がありませんでした。

実際に施工できた本数は、説明書通りの30.5本でした。支柱の8番目は、途中までになったので、別の方法を考えないといけません。ノズルの予備を持っていないと、途中で止めることが出来ないので、本数が少ない場合は、安価になりません。
また、セットアンカーなどに比べると、穴あけの深さが深くなってしまうので、振動ドリルによる穴あけが大変です。多少大きな穴になっても浅い方が楽みたいです。

今回は、全体の半分のアンカーボルトの据付けが終わっただけです。残りは、別のアンカーボルトの方法を考えた方が良いかもしれません。

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