春から初夏にかけては、多くの花が咲く時期です。庭の花のみならず、山野草についても多くの花が咲いています。
その中でも、最近は、黄色い花が目立っています。
今の時期には、花の大きさが2cm前後のブタナが沢山咲いています。それから、一時期に比べると相当に減ったのですが、花の大きさが5cm前後のオオキンケイギクです。
ブタナとオオキンケイギクは、どちらもキク目キク科の植物で、帰化植物であると共に、害がある植物でもあります。
オオキンケイギクは、国道脇の緑化として植えられたこともあって、一時は、道路脇一面が黄色くなるほどに咲いていました。しかし、オオキンケイギクは繁殖力が強く、カワラナデシコなどの在来種に悪影響を与える恐れがあることから、平成18年(2006)に、外来生物法に基づき特定外来生物に指定され、販売や栽培が禁止されました。
国道脇に植えられていた多くのオオキンケイギクは、相当数除去されており、以前に比べると大分減りましたが、完全に除去することは難しく、まだまだ国道脇で多く見ることが出来ます。
一旦植えると、ドンドン増えていく上に、大きくて鮮やかな黄色の花を美しく感じる人も多くて、観賞用に庭で栽培している人も多く居るようです。
特定外来生物に指定されると、販売や栽培が禁止されるだけでなく、違反した人には、罰則が適用されることもあり得ます。意外にも、厳しい罰則で、栽培した場合には、3年以下の懲役又は300万円以下の罰金を科せられることもあるので、栽培しないように十分に注意が必要です。
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