2020年2月3日月曜日

節分と鰯の関係

今日は、2月3日です。所謂、節分と言われる日になっています。元々、節分は、季節の変わり目の前日を指す日です。季節の変わり目とは、立春、立夏、立秋、立冬であり、その前の日が節分で、1年に4回あるわけです。それが、いつしか立春の前の日だけを節分として扱うようになったようです。

テレビなどを見ていると、節分の日には恵方巻きを食べることが当たり前の如く報道されていますが、私が住んでいる東広島では、節分の日に恵方巻きを食べる習慣はありません。テレビ報道を見るまでは、恵方巻きという言葉すら知りませんでした。

広島は、敢えて言えば、鰯を食べると言うことでしょうか?鬼は、臭い匂いをきらうと言われています。その上、鰯は安価で栄養価が高いので、節分に鰯を食べると言うことのようです。
私が子どもの頃、確かに、鰯をよく食べていましたが、節分に限ったことではありませんでした。安価という理由だけで、度々食卓にのっていましたが、匂いがきついことと小骨が沢山あるので、好きでありませんでした。

広島のローカル局では、広島市内にある住吉神社の節分祭の模様が報道されます。
「焼嗅(やいか)がし」と言われる行事が行われて、この様子が放送されます。焼嗅がしとは、約千匹のイワシを焼き、その強烈な臭いで鬼などを退治する行事です。鰯の頭は、柊の枝に刺して参拝者に配られます。家に持ち帰って、玄関先に飾ると、鬼払いになると言われています。
実は、この行事もテレビ報道を見るまでは知りませんでした。平安時代からある行事のようですが、住吉神社では、平成7年から行っていると言うことです。

今日の晩ご飯のおかずは、当然、鰯の焼き物です。

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