2018年10月26日金曜日

消えゆく秋の風物詩 稲架(はぜ)

朝晩の気温も下がってきて、流石に、上着が無いと寒い季節になってきました。我が家の周りには、沢山の田圃がありましたが、ここ数年、ドンドン宅地化が進み、田圃も減ってきました。

秋と云えば実りの秋ですが、稲刈りをして米を収穫するのも秋です。
この時期になると、何処の田も既に稲刈りが終わっています。数十年前だと、刈った稲は、棒にかけて穂を干していましたが、最近は、殆ど見なくなってきました。

稲をかけた物を、私が住んでいる東広島近辺では、はぜ(稲架)と呼んでいます。地方によって色々な呼び方があるようで、「はせ」と言って濁らない地方もあるようです。所によって、稲木(いなき)と言う地方もあるようです。

さて、この稲架も、ここ数年増えていました。その理由は、農家によってまちまちで、天日干しをすると美味しいから、或いは、コンバインが壊れてしまい、田の面積が小さくなったので、150万円前後もする農機具は買いたくないなど、いろいろと有るようでした。

しかし、ここ1~2年、我が家の周りの田圃が、急に無くなってきました。宅地化の波が押し寄せてきているわけです。殆どの田圃が宅地化されて、残っている田圃は僅かになってきました。
今年は、まだ稲架を見ることが出来ましたが、もしかすると、来年は見ることが出来なくなるかもしれません。

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