2016年2月29日月曜日

東広島芸術文化ホール くらら について 「第6回 ここにも有ったスタインウェイのピアノ」

名のあるホールには、名のあるメーカーのピアノが置いてあるものです。近年、最も名のあるピアノメーカーは、スタインウェイ・アンド・サンズ(通称:スタインウェイ)だろうと思います。安い機種でも900万円はします。日本のメーカーは、高い機種で1000万円もつれです。スタインウェイの高い機種になると、標準の塗り仕上げで2300万円もします。

スタインウェイの良さは、澄んだ高音にあると言われています。音楽の素人である私には、単体で聞く限りでは、その良さを聞き分けることは出来ません。しかし、他社のメーカーとの聞き比べをすると、スタインウェイは濁りの無い綺麗な音が出ていることが分かります。

有る専門家に聞いたことがあるのですが、スタインウェイの本当の良さは、弾きやすさに有ると言うことでした。弾き手に優しく、信頼のある音が出るところが良いのだそうです。その結果、聞き手にも良い音が出ていると言うことらしいです。

前置きが長くなりましたが、東広島芸術文化ホール くららにもスタインウェイのピアノが置いてあります。どうも、最も高い機種のようです。日本メーカー製のピアノについても、高い機種の物を置いているそうです。

ピアノの弦を止めている所は、金属製のフレームですが、箱は木製です。日本の夏は、高温多湿です。冬は低温で乾燥。木製の楽器は、日本の気候を考えると、日頃の管理が大変です。ここ東広島芸術文化ホール くららでは、専用の楽器庫を設け、空調をしていました。

余談になりますが、ピアノ教室では、発表会を行う所が多く有りますが、あるピアノ教室では、スタインウェイのピアノが置いてあるホールで発表会を行っています。ピアノを弾いている人は、初心者であっても、スタインウェイのピアノを一度は弾いてみたいそうです。一般の人は、1000万円以上もするような高級なピアノを購入することが出来ません。発表会で、その高級なピアノを弾くことが楽しみになっているそうです。

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