厚労省から都道府県の衛生主官部向けに出された事務連絡を見ると、手指消毒用のアルコール消毒液のエタノールの濃度は、70~83vol%の範囲内であることと記載されています。
と言うことで、アルコール洗浄ハンドジェルを購入する際は、このエタノール濃度が重要と思うのですが、エタノールの濃度の表示がされていない物も多いようです。また、例え70%などと表示されていても、実際の濃度は、表示よりも低い物が多いということが、口コミなどで書かれています。
さて、以上のことを考えながら、今回、アルコール70%配合の洗浄ハンドジェルを購入してみました。アルコール70%の洗浄ハンドジェルとなれば、一時は、500ccで3000円以上もしていましたが、今回は、税込み、送料共で、約1200円でした。
果たして、今回購入した物がアルコール70%なのかどうなのか?
ハッキリ言って、チョッと怪しい気がしています。匂いを嗅ぐと、一応、エタノールの匂いはするのですが、薄い気がします。「火気厳禁」の表示があれば、まずは大丈夫という口コミもありますが、消防法では、その他にも表示しなければならない事項が決まっていますが、それらが殆ど表示されていません。
消防法によると、アルコールの濃度が60%(重量%)以上の場合には、以下の表示を義務付けています。
1 危険物の品名:第四類・アルコール類
2 危険等級:危険等級Ⅱ
3 化学名:エタノール
4 水溶性(第四類のうち、水溶性の危険物の場合のみ表示しています。)
5 危険物の数量:○L
6 危険物の類別に応じた注意事項:火気厳禁
今回購入したハンドジェルが、一般的なエタノールの濃度が70vol%だとすると、62.4wt%となるので、消防法で義務付けられた表示が必要と言うことになります。
今回表示されているのは、全成分の一つにエタノールが書かれています。内容量が500ml、注意事項の「火気厳禁」が書かれています。
以上のことから判断して、「う~ん、チョッと怪しい...」かな?
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