今から数10年もの昔、未だ子どもの頃のことですが、4月3日になると、隣近所の人が集まって、近くの山に登って弁当を食べていました。一月遅れの花見と洒落込んで、弁当も洒落た出来映えのものでした。
当時は、今に比べると気温も低くて、一月遅れといえども、山中で花など咲いていませんでした。ただし、毎年見かける花が2つ有りました。一つは、ペッチの木、もう一つは、ジジババでした。
子どもの頃は、ペッチの木もジジババも正式な名前だと思っていたのですが、大人になって調べてみると、ペッチの木はアセビのことであり、ジジババはシュンランのことでした。
ジジババについては、一カ所に二つの花が咲いていることが多くて、爺と婆が仲良く咲いているように見えるから、ジジババと名前が付いていると大人から聞いたものです。
我が家の庭に、シュンランが植えてあり、3月の末頃から花が咲いています。元気よく10数個の花が咲いています。
例年、このシュンランの花を見るたびに、子どもの頃の春を思い出します。
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