2022年7月30日土曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その8 尿漏れ

入院生活は、10日間で終了しました。退院後は、薬を飲むこともなし、病院へ診察に行くことも殆ど無しで、ホントに癌の治療で前立腺の全摘手術を行ったのか、自分自身でも自覚ができないくらいの状況です。とまぁ、一見、全てが良かったように思える外見ですが、尿漏れという合併症が発生しています。

膀胱から管を抜いた日は、ダダ洩れという感じで、1日目の漏れ量は、午後からだけで約500gでした。2日目は約400gでしたが、看護師さんによると、「2日目にしては、少ない方ですよ。」という言葉を聞いて、少しホッとしました。入院中は、尿取りパッドの重さから漏れ量を計っていましが、実は、退院後も自宅で、尿の漏れ量を計っています。尿漏れの改善が、体感だけでなく、漏れ量という数字でも分かるので、自覚ができて良いですね。退院後、10日目くらいになると約250gになりました。1か月後では、約100gになってきて、チョッピリ嬉しくなってきました。今、退院2か月が経とうとしていますが、ここ1週間では、1日の漏れ量は、50g以下までになってきました。2か月で、劇的な改善です。

尿漏れの改善方法は、たったの一つ、骨盤底筋体操です。肛門をギュッと締め付けるような体操です。1日に、数回に分けて行い、合計で約15分程度すると尿漏れ対策になると言われています。寝てしても良いし、座って、或いは立ってしても良いらしく、ネットで調べても、時間や方法が幾つも出てきます。ただ、女性と男性では、体操の方法が違うようなので、効果を上げるためには、注意が必要です。ゆっくり締め付ける方法と速く締め付ける方法が有るようですが、私の場合、速く締め付ける方法を始めて数日経った頃、漏れ量が増えたので、ゆっくり締め付ける体操だけにしました。

2022年7月26日火曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その7 術後退院まで

「数を数えてください。ひと~つ、ふた~つ、みっ....」から「無事に済みましたよ。名前を言ってみてください。」までの時間は、自分的には、アッという間の出来事だったのですが、約5時間も経ってたようです。その後、ベッドに乗って病室へ直行でした。

私にとっては、手術は初体験なので、手術が済んだ後のことは、全く想像できていませんでした。まず、病室に戻ると、両足に、空気式のフットマッサージのような装置が取り付けられました。手術の直後は動けないので、所謂、エコノミー症候群防止の為のようです。ホントに、当日は動けませんでした。特に、術後3時間は、全く動いてはいけないということで、起き上がることのみならず、寝返りすらしようとすると、傷口が痛くて動けないのが現実でした。

術後1日目は、朝食後早々に看護師さんが来られて、足に取り付けられている装置が外されて、「はい、歩きましょう。」ということになりました。手術支援ロボットを使った前立腺全摘手術は、術後に、腸などの合併症が起きる可能性が有るということでした。それを防止するために、歩くという軽い運動が良いのだそうです。そのために、膀胱に差し込まれた排尿用の管とバック、内臓の出血を排出するドレンとバックを携えて、病棟の長い廊下を何度も何度も歩きました。

術後3日目には、ドレンを外して貰えました。これで、廊下の歩行運動が少し楽になりました。その時には、まだ、ベッドでの起き上がりやクシャミをした時には、お腹の傷口が痛くて痛くて大変でした。痛みが、ほぼ無くなったのは、術後5日目頃でした。

術後6日目で、やっと膀胱に差し込まれていた管を外して貰えました。後遺症の尿漏れがあるものの、廊下の歩行運動が非常に楽になりました。度々歩いていたので、看護師さんが驚いていました。主治医の先生は、「努力すれば、その分だけ、必ず、報われますよ。」と言われたので、その言葉を信じて廊下の歩行運動と、尿漏れ対策用の骨盤底筋体操に励みました。その甲斐あってか、当初退院日は術後10日目だったのですが、結局は、術後8日目に無事に退院することができました。

2022年7月19日火曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その6 ロボットで手術

やっと手術です。前立腺に腫瘍らしきものが見つかって約4か月、悪性腫瘍と確定して約2か月が経ってしまいました。

親父もお袋も大手術をしましたが、病室からストレッチャーの上で横になって手術室に向かいました。だから、当然、私もストレッチャーに乗って手術室に行くのかと思えば、歩いて、そして、エレベーターに乗って、また歩いて手術室まで行きました。流石に、大学病院です。手術室の番号が20までありました。私は、4と書かれた部屋に入っていきました。

部屋に入ると、大きな機械があり、そのそばのストレッチャーに横になると、「眠くなる薬を入れます。」と言われ、続いて、「数を数えてください。ひと~つ、ふた~つ、みっ....」、いつの間にやら分からなくなっていました。「無事に済みましたよ。名前を言ってみください。」と言われた時には、ベッドの上に寝ていましたが、まだ手術室でした。

最近では、前立腺癌の手術では、開腹手術は殆ど無いようです。一般的には、腹に幾つかの小さな穴をあけて、内視鏡や鉗子を使って行う手術がメインのようです。一部の病院では、アメリカ製のダ・ビンチという名の手術支援ロボットが使われています。価格は、約3億円、廉価版でも2億円もするそうです。私の場合は、ヒノトリという名の日本製のロボットでした。ヒノトリは、日本メーカーによって最近開発された手術支援ロボットです。価格は、約1億円とダ・ビンチに比べると安いのですが、小柄な日本人の体形に合っていること、細くて関節が多いアームなので、小回りが利くなど、ダ・ビンチに比べると操作性がよいと言われています。

手術の担当医師によると、実質的な手術時間は約3時間で、何の問題もなく順調に済んだそうです。本人は、眠っていたので、何も分からないですが、数日後に腹を見ると、臍の少し上に2cmが1か所、更に少し上にもう1か所と左右に2か所づつ、1個当たり約1cmの計6個の傷があるだけです。傷だけを見ると、前立腺の全摘手術を行ったとは思えない感じです。

2022年7月17日日曜日

7/15にオープンした道の駅西条のん太の酒蔵へ行ってみました。


7月15日に、広島県内に新しく道の駅がオープンしました。場所は東広島市西条町寺家で、道の駅西条のん太の酒蔵といいます。我が家から直線距離で約2.5kmしか離れてないので、早速、行ってみました。

オープンして日が経ってない上に今日は日曜日なので、恐らく人が多いと思ったので、オープン時間よりも少し前に行ってみました。なんと、小型車両用駐車場は既に満杯で、係員の誘導によって大型車両用の駐車場に止める羽目になってしまいました。

直売所の入り口に、数十人の行列ができていました。オープンと同時に、行列に従って中に入ったのですが、コロナ禍であるにも拘わらず人、人、人でごった返していました。暫くすると、レジも行列ができて数十分待ちになる始末です。

広島県内の道の駅は、ここで21番目となります。そのうち7か所に行っていますが、大型車両用駐車場が他の道の駅よりも広いのではないかと感じました。県内の幹線道路である国道2号線では、三原市の「みはら明神の里」とここだけなので、利用者が多くなるような気がします。とは言え、日が経つと少しは人が減るでしょうから、その時に、ゆっくりと来たいと思います。

2022年7月16日土曜日

新型コロナウイルスワクチンの4回目を接種しました。

7月に入って、新型コロナウイルスの感染者が急に増えてきたようですね。我が家では、高血圧、糖尿病、悪性腫瘍などの感染しやすい基礎疾患に罹っているうえに高齢者に該当するので、是非とも、4回目の新型コロナウイルスワクチンを接種したいと思っていました。

3回目接種から5か月以上経っていることが条件のようですが、7月初旬で5か月が経ってしまいました。

行きつけの病院では、ワクチンの接種を行っていません。なので、1回目から市役所が行っている集団接種を受けています。4回目も集団接種の申し込みを、受け付け開始日に行ったのですが、1回目や3回目に比べると、スンナリと予約が完了してしまいました。当市では、医院などは既に接種が始まっていますが、集団接種は、今日が初日です。前述のとおり、簡単に初日の予約が取れて、今日、無事に4回目のワクチンを接種してきました。

これを書いているときは、接種して約7時間が経過していますが、この時点では、幸いにも、痛み、発熱や倦怠感などの副反応は出ていません。

2022年7月13日水曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その5 手術前検査

癌の宣告を受けて、前立腺の全摘手術をすることにしたのですが、手術待ちの人が40人近くもいるということで、手術日が直ぐには決まりませんでした。ところがある日突然に、家に電話が掛かってきて、1か月後の手術に空きができたからということで、急遽、手術日が決まってしまいました。

実は、この1か月は、色々な手術前検査で大変でした。主治医の先生は、外来の診察が週に1日であること、検査の項目が沢山あること、大型の検査機器使う検査は、多くの患者のために予定が詰まっていて、予約すらなかなか取れないなどで、1か月の間に毎週大学病院に通って検査を受けることになってしまいました。

過去に受けたことがない検査も多々ありました。血液検査、心電図、肺のレントゲン検査、肺機能検査などは、過去に何度も検査受けたことがありますが、今回の手術では、他の手術に比べて肺機能検査が特に重要であることなども知りました。手術前に、癌の転移があるかどうかの検査を行うのも意外でした。

今回は、放射線医薬品を投与して、骨への転移を調べる骨シンチや、他の臓器などへの転移を調べるRI検査も受けました。手術では、尿道を切って膀胱へ接続するので、事前に膀胱内を見ておく必要があるということで、膀胱鏡検査も受けました。

実は、この膀胱鏡検査は受けたく無かったです。男性器の先っぽから内視鏡を差し込む検査ですが、私の知人がズーっと以前にこの検査を受けたことがあり、非常に痛くて、我慢ができないくらいだと言っていました。針生検の時と同じように下部がアッパラパーの検査着を着て、検査台も針生検の時と同じです。検査時は、下部がスッポンポンで、男性の医師と女性の看護師の前で無抵抗の状態です。検査は、意外にも、アッという間に終わりました。確かに、若干痛いと感じることもありましたが、知人がいうほどでもなく、我慢が出来ないほどでもありませんでした。

ということで、手術の前に必要な検査は、何とか全て終わることができ、後は、手術日を待つばかりとなりました。

2022年7月7日木曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その4 遂に癌の宣告

PSAの値が基準値を超え、何度かPSAの検査を行い、MRIも2度経験、その後、直腸から針を打ち込んでの生検を行い、遂に、癌宣告の日がやってきました。この間、やく2年半もかかり、スッキリしない日々を送っていました。

先生からの説明は、「先日の検査では、12か所針を打ち込んで組織を取ったのですが、そのうち1か所から悪性が見つかりました。」と淡々と言われました。「あぁ~、遂に、私も癌になってしまったんだぁ...」と思うだけでした。

その後、前立腺がんの場合の病気分類について説明があり、恐らくTNM分類のT2と思われるということでした。一般の癌でのステージ2相当のようです。詳しいことは、摘出後に顕微鏡などで調べてみないと分からないということでした。そのほか、組織の悪性度を示すグリソンスコアの説明などもありました。

治療方法については、手術による前立腺の全部摘出(全摘)、放射線治療、ホルモン治療があるとの説明後、まだ若いので、手術による前立腺の全部摘出を勧めるということでした。全摘手術の場合は、術後に、数か月の尿漏れ、性的機能の喪失などの副作用があるとのことでしたが、その場で、全摘手術を行うことを決めました。

2022年7月3日日曜日

前立腺を全部取っちゃいました。その3 経直腸的前立腺針生検

前回は、PSAの値が高くなり、MRIで影が見つかったところまで説明しました。

MRIで影があったからといって、直ぐにはがんと判断されません。細胞を取って、悪性か良性か判断されます。前立腺がんの場合は、直腸か肛門付近から前立腺に針を打ち込んで行う生検が一般的なようです。私の場合は、影が小さいので診察を受けた病院では生検が難しいということでした。ということで、とある大学病院で検査を受けることになりました。

一泊二日の検査でした。病院から貰った説明書では、経直腸的前立腺針生検を行うと書いてあり、MRIの画像とエコーの画像を重ね合わせて行うこともあるということでした。おそらく、MRI-経直腸超音波融合画像ガイド下前立腺生検が行われたのだと思います。
検査は、専用の台に乗って行われました。座ると、背が下がりお尻が上がり、両足が開きました。専用の検査服だけで、ズボンもパンツも履いてないので、お尻のみならず、男性器も諸出しです。男性医師二人と女性看護師一人で検査が行われましたが、幸いにも、恥ずかしいという感覚がおきなかったです。

検査は、直腸から針を打ち込んで細胞を取られたようです。12回針が打ち込まれたのですが、そのたびに、大きな音がしました。工作などで使うステープルを打ち込むハンディータッカーと同じような音がしました。麻酔をかけるので、痛くないということでしたが、ハッキリ言って痛かったです。針を打つたびに、チクッ!チクッ!と痛むわけですが、何とか我慢ができる程度の痛みでした。

2022年7月1日金曜日

マイナポイント第2弾の15000円分、早速、頂きました。

マイナポイント第2弾の申し込みが昨日から始まり、早速申し込んだことは昨日紹介していますが、決済サービスの電子マネーにチャージされていました。

今回は、公金受取口座の登録で7500円分、健康保険証としての利用申し込みで7500円分、合わせて15000円分が、決済サービスの電子マネーにチャージされていました。

マイポイント事業の第2弾が昨日から始まり、早速申し込み、翌日にはポイントが付与されるという早い事務処理に驚きです。買い物に、有効に使うことにします。