2021年1月7日木曜日

新型コロナウイルス対策:換気と循環の違いを理解されていない気がしてます。

以前から、ズーッと気になっていたのですが、テレビのワイドショーや報道番組を見ていると、部屋の換気と空気の循環の違いを十分に理解されていないのではないかと思っています。

数日前も、東京の近隣の首長(本来は、「しゅちょう」と読みますが、最近は、「くびちょう」と発する人が多いようです。)がテレビで発言していたことが気になります。コメンテーターから十分な対策がとられていないのではないかと役所を批判する言葉があると、首長曰く、「サーキュレーターを無料貸し出しするなど、十分な対策を取っている。」とムキになって反論されていました。

今日は、銀座の飲食による接待業の女性の方が、「扇風機や空気清浄機を設置して、シッカリと対策を取っているのに、飲食業を目の敵にするのはおかしい。」と仰っていました。

サーキュレーターには、換気の能力は全くありません。空調された部屋の上下の温度差を、空気を循環することによって均一にする装置です。扇風機は、開放された窓や出入り口などに適正に設置すれば換気の効果もある程度は望めると思います。しかし、飲食による接待業による店舗は、殆どが窓が無い場合が多いし、例えあったとしても、営業中は窓や出入り口などは、締め切ったままが一般的です。そうなると、部屋の空気の循環の効果はあったとしても、換気の効果は無いに等しいといえるでしょう。

空気清浄機については、一部の機器についてはウイルスの除去効果もあるようですが、大半の機器は、塵などの除去効果があるくらいではないでしょうか。ウイルスの除去効果があるのであれば、HEPAの基準云々が記載されているはずです。新型コロナウイルス対策としては、不適と考えるのが一般的ではないかと思います。

サーキュレーターなどの空気の循環装置は、新型コロナウイルス対策にとっては、「百害あって一利なし」ではないかと思います。密閉された店舗などで、感染者が居た場合には、対面の方が一番に感染される可能性が高いと思うのですが、サーキュレーターなど循環装置を使って空気を循環させると、ウイルスを含んだ飛沫が空気と共に循環してしまい、対面の人だけで無く、部屋に居る人全員に感染させる可能性が出てきます。

早い話、扇風機やサーキュレーターは、密閉の部屋での感染助長装置にはなるけど、感染防止対策装置にはならないと思います。前述の首長の言葉が真実ならば、本来なら防ぐ対策を取るべき役所が、感染を広める装置をセッセと配っていることになるような気がします。

また、飲食による接待業でも同じことが言えると思います。今の循環装置による対策を行っていれば、更に感染が広まることがあっても、減ることは無いでしょう。目の敵にされて当然だという気がします。

十分な換気とは、どの様な状態を言うのか。どうすれば、十分な換気が行われるのか。原点に立ち返って議論し、実際に対策を行っている換気の効果の検証が必要なのではないかと思います。政府、各自治体、マスコミなどの方々に、もう少し真剣に、対策の効果の検証を行っていただくようお願いします。国民みんなで効果有る対策を行えば、きっと感染者数も減ってくると思っています。マスコミの力は絶大です。マスコミの方々が、効果を検証し、効果有る方法を度々放送すれば、恐らく、感染者数は減るはずです。そうすれば、非常事態宣言も解除できるのではないでしょうか。

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