2021年7月30日金曜日

旧満州国の硬貨「五分」を見つけました。


父が亡くなって18年が経つのですが、残念ながら、遺品が完全には整理されていません。コロナ禍で何処にも行けないので、ボチボチと整理していると、今までに見たことも無い硬貨を見つけました。表面には、「大満洲国★大同二年」と「五分」と読める文字がありました。

現在の中華人民共和国の東北部は、1932年から1945年までの間、満州国という一つの国家でした。国家と言うことで、当然、通貨もあったわけです。呼称は、「圓」で、1圓=10角=100分=1000里と規定されていたようです。これらのことから、満州国が出来た二年目に発行された硬貨「五分」のようです。

亡き父は、太平洋戦争中の一時、満州に居たので、その時に残った硬貨を持ち帰っていたものと思われます。満州国は、存在期間が短かったので、もしかして今では価値があるのかと思って調べて見たのですが、大した価値が無かったので、少しガッカリです。白銅貨の「五分」で未使用でも、買い取り価格は500円以下のようです。我が家に有った「五分」は青銅貨ですが、文字や図柄は見えにくく使い込んが感があるので、殆ど価値は無いものと思われます。

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