2024年2月10日土曜日

約30年前の大正琴、今でもチャンと音が出ます。


以前から、押し入れの中にケースに入った大正琴が有ることは知っていました。生前のお袋が暇つぶしに弾いていた大正琴です。お袋が亡くなって24年が経つので、恐らく30年以上前に買った大正琴だと思います。気になったので出してみました。
表面には、「琴伝流」と「敷島」と書かれたシールが貼ってあります。ケースのほかには、ピック、練習用の本、予備の弦、磁気マイク接続用ケーブルがあります。
響鳴胴の傷は見えないですが、音階ボタンの金具が一部錆びています。弦も2本は切れていました。予備の弦が有ったので張り替えて、音階ボタンを押してピックで弾いてみると、チャンと音が出ます。スマホの調弦アプリで音合わせをしました。
練習用の本は有るのですが、YouTubeで大正琴の弾き方を調べてみると、沢山出てきました。早速、難易度が最も低いレベル1に挑戦してみました。ギターなどに比べると簡単で、レベル1程度なら、数日で曲と分かる程度に弾けるようになりました。
まさに、古希の手習いではないですが、ここ2週間ほど、毎日30分から1時間ほど練習をしています。
私自身も既に年寄りを言われる世代ですが、大正琴は年寄りが扱う楽器と言うイメージを持っていました。ところが、YouTubeを見ると、若い方が高度な演奏をされているのを見て驚きました。練習の前に、ついつい聞き入っています。
大正時代に開発された楽器なので「大正琴」と言う名が付いたらしいのですが、若者向けの名称にすれば、もっと愛好家が増えるのではないかと言う気がしています。

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